風俗店には繁忙期と閑散期があり、1年を通して稼げる額には波があるケースがほとんどです。風俗店で働く人の中には、今よりも稼ぎたいという理由で移籍を検討する人も多いでしょう。また、人間関係に不満がある場合、改善の余地がなければ移籍をするのも1つの方法です。

当記事では、風俗嬢が風俗店の移籍を考える理由や、移籍で失敗する人の特徴、移籍を成功させるコツを詳しく解説します。風俗店を移籍する際の注意点についても触れるため、現在風俗店で働いており、移籍を考えている人はぜひ参考にしてください。

風俗嬢がお店の移籍を考える理由は、収入面や人間関係、個人的な事情など、人によってさまざまです。今よりも自分に合ったお店が見つかれば、楽しく働きながら稼ぐことができるでしょう。

ここでは、風俗嬢が風俗店の移籍を考える代表的な理由を3つ紹介します。

風俗嬢が移籍する理由として多いのが、頑張っているのに稼げないケースです。風俗業界は、一般職に比べて高収入が得られる可能性の高い仕事です。風俗嬢は借金返済や将来の貯蓄、自分の夢を叶えるなど、さまざまな理由を持って風俗店で働いています。

頑張っているのにもかかわらず思ったように稼げない場合は、お店自体に原因がある可能性があります。稼げないお店の特徴は、以下の通りです。

【稼げないお店の特徴】

自分が働いている風俗店が上記に該当する場合は、個人の努力だけでは解決できないケースがほとんどです。そのため、収入面に不満を感じている風俗嬢は、ほかのお店へ移籍することが多い傾向にあります。

風俗店に限らず、働く上で重要なのが人間関係です。風俗店の中には、スタッフによる風俗嬢の贔屓や風俗嬢同士の嫌がらせ、ハラスメントが横行しているお店もあります。

特に集団待機のお店では他の風俗嬢と同じ部屋で過ごすため、お客さんの悪口や仕事の愚痴を言う風俗嬢にストレスを感じる人も多く見られます。

また、ストーカー化したお客さんがいたり、お店のルールを破るお客さんがいたりなど、客層の悪さが原因で移籍を考えることもあるでしょう。人間関係の不満が解消されない場合は、早めに見切りをつけて移籍をするのがおすすめです。

在籍しているお店に不満がなくても、個人的な事情でやむを得ず移籍しなければならないケースもあります。結婚や転勤・卒業による引っ越しでお店が遠くなってしまう場合や、身内や友人、お客さんに身バレしそうなど、個人的な事情は人それぞれです。

ライフスタイルの変化や自分自身の安全を守るための移籍は、仕方がありません。やむを得ず移籍しなければならなくなった場合は、早めにスタッフに相談しましょう。引越し先で系列の店舗があれば、引き続き働けるように紹介してもらえる可能性もあります。

今以上に稼ぐことを目的に移籍を考える風俗嬢は多いものの、中には自分が原因で稼げていないケースもあります。以下のケースに当てはまる人は、移籍後も稼げない可能性が高いので注意しましょう。

移籍を検討する際は、お店に原因があるのか、自分に原因があるのかを把握しておくことが大切です。

初めて移籍を検討している場合は、分からないことが多く不安に感じることもあるでしょう。風俗店を移籍するときは、押さえておきたいポイントがいくつかあります。移籍してから後悔しないように、以下では風俗店の移籍を成功させるポイントを解説します。

在籍中のお店を辞めるときは、できる限り円満に辞めることが大切です。連絡もせず急にお店を辞めてしまうことを「飛ぶ」と言いますが、飛んで辞めるのは避けましょう。自分の都合でお店を飛んだ場合、HPの在籍写真を消してもらう連絡などもしにくくなり、精神的な負担にもなります。

転職や退職をする場合、一般的には退職の1か月以上前に申告するのがマナーです。しかし、風俗店の中には早めに辞める話をすると出勤日数を減らされたり、フリーのお客さんをつけてくれなかったりと言った嫌がらせをするお店も存在します。そのため、風俗店を辞めたい場合は辞めたい日の2週間ほど前に伝えるとよいでしょう。

移籍先を探す時は、自分の性格や容姿のタイプに合ったお店に応募することが重要です。移籍先のお店のコンセプトが自分の性格や容姿と合わなければ、馴染めずにまた移籍を考えることにもなりかねません。

派手なメイクや服装が似合うならギャル系、童顔ならロリ系のお店に応募するなど、自分自身を客観的に分析してお店を選ぶと失敗しにくいでしょう。自分のタイプが分からない場合は、知り合いに自分の印象を教えてもらうのもおすすめです。

風俗業界では、1月・5月・8月・12月がお店が繁盛する繁忙期、2月・6月・9月は客足が途絶えやすい閑散期と言われています。収入アップを目指すなら、閑散期に移籍するのは避けましょう。風俗店では、新しくお店に入った風俗嬢は経験の有無にかかわらず、1〜3か月ほどの期間は「新人」として売り出します。新人の期間は、お客さんがつきやすく稼ぎやすい時期です。この期間にリピーターを掴めるかどうかで、後の稼ぎやすさが大きく変わります。

閑散期は、繁忙期に比べて稼ぎにくい傾向です。そのため、風俗店を移籍するなら、1月や5月、8月や12月などの繁忙期がおすすめです。

働きたいお店が決まったら、まずは体験入店をしましょう。体験入店は本入店の前にお試しで働く制度のことを指し、「体入」とも呼ばれます。体験入店では、面接だけでは分かりにくい風俗嬢同士の雰囲気や客層、お店のシステムを確認することができます。

体験入店には、本入店してから「思っていたお店と違った」というギャップが生まれにくいメリットがあります。体験入店をして合わないと感じたら丁寧にお断りして、自分に合ったお店を探しましょう。

風俗店を移籍したからと言って、必ずしも稼げるようになるわけではありません。風俗業界では、移籍を繰り返す行為を「転々虫」と言います。稼げない原因が自分にある場合は、よりよい条件を求めて移籍を繰り返す「転々虫」になる可能性が高いでしょう。

また、日雇い感覚でさまざまなお店に体験入店する行為は「体入荒らし」と呼ばれ、風俗店から嫌われるため辞めましょう。体験入店は風俗嬢が入店前にお店の雰囲気や客層を確認する制度であり、単発のバイトではありません。

転々虫や体入荒らしを頻繁にすると業界で知られてしまい、仕事ができなくなる可能性もあるので注意しましょう。

風俗嬢が風俗店を移籍する理由は、人によってさまざまです。収入面や人間関係が原因でお店を移籍したい場合は、勤怠状況や勤務態度、NGプレイの数などを振り返り、自分に原因がなかったかを分析すると移籍を成功させやすいでしょう。

また、移籍する際は今のお店を円満に辞め、自分の容姿やタイプに合ったお店を探すのがおすすめです。条件のよいお店が見つかった場合は、入店前に体験入店をして自分に合うかどうかを見極めましょう。