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風俗嬢の必需品「イソジン」の役割・注意点!性病への予防になる?
風俗で働く場合、感染症や性病といった病気のリスクは懸念点の1つです。風俗では、細菌やウイルスによる感染を防ぐために「イソジン」が必需品となっています。
しかし、イソジンを使用すれば病気のリスクを軽減できるのかという点や、そもそもどのような役割があるのか分からない方もいるでしょう。
今回は、風俗におけるイソジンの役割や使用時の注意点にくわえて、性病の予防効果や対策方法などについて解説します。
1.風俗嬢の必需品!イソジンとは?
イソジンは、子どもから高齢者まで幅広い世代の方々に使われている黒褐色のうがい薬です。ドラッグストアや通販でも手軽に購入できます。
イソジンには、殺菌消毒剤の有効成分であるポビドンヨードが含まれており、喉に付着したウイルスや細菌を洗い流す効果があります。
出典:医薬品医療機器情報提供ホームページ「イソジンうがい薬」
イソジンは風俗業界で使われることも多く、風俗嬢の必需品として有名です。多くの風俗店ではイソジンを常備しており、女の子だけでなくお客様のうがいにも使われています。
2.風俗でのイソジンの役割
風俗の仕事は複数のお客様を相手にするため、清潔状態の維持に手洗いうがいの徹底が欠かせません。プレイ前に毎度イソジンを使用することで、女の子とお客様の両方が清潔意識を持ちやすくなります。
風俗でのイソジンの役割は、大きく分けて「口腔内の消毒・殺菌」「口臭予防」の2つです。それぞれの役割について詳しく解説します。
2-1.口腔内の消毒・殺菌
イソジン1mlの中にポビドンヨードが70mg含まれており、イソジンでうがいをすると口腔内の消毒・殺菌ができます。黄色ブドウ球菌やノロウイルス、インフルエンザウイルスの殺菌にも効果的です。
出典:一般財団法人 日本医薬情報センター「ポビドンヨード外用液10%「明治」」
風俗嬢は、お客様と近い距離で話したり、キスやフェラなどの性的サービスをしたりするため、さまざまなウイルスの感染リスクがある仕事です。
細菌やウイルスが原因で体調不良になれば、仕事に支障をきたす可能性もあります。安心して風俗の仕事をするためには、イソジンでのうがいが必須です。
2-2.口臭予防
消毒・殺菌作用があるイソジンでうがいをすることで、口臭予防の効果も期待できます。
口臭のおもな原因は、嫌気性細菌が発生する悪臭ガスです。嫌気性細菌は、口腔内の食べかすや剥がれ落ちた細胞をエサとしています。嫌気性細菌は歯磨きだけでは除去できないため、イソジンで洗い流すことがおすすめです。
また、口腔内の乾燥は細菌の繁殖につながります。口臭対策には、乾燥を予防して口腔内環境を整えることも大切です。
ほかにも、食べ物・体調・喫煙・虫歯菌などが口臭の原因になるケースもあります。お客様を不快な気持ちにさせないためにも、プレイ前にはイソジンでうがいをしておきましょう。
3.風俗でイソジンを使うときの注意点
イソジンの公式サイトには、イソジンの用法は「1日4回を目途に数回」と記載されています。
下記に該当する方は、医師や薬剤師に相談が必要です。
- 口内にひどいただれがある方
- 甲状腺機能障害の診断を受けた方
また、過去にイソジンやイソジンに含まれる成分で、アレルギー症状を起こした経験がある方は使用できません。
イソジンの効果を高めるには、正しい用法で使用することがポイントです。風俗でイソジンを使うときの注意点を2つ解説します。
3-1.正しい濃度で希釈する
イソジンは、正しい濃度で希釈することで効果を発揮します。「高濃度=効果が高くなる」というわけではないため、原液で使うのは避けましょう。
イソジンの希釈割合は、下記の通りです。
希釈割合 | イソジン2~4mlに対して水約60ml |
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イソジンは水で15~30倍に薄めて使います。本来の効果を得るためにも、用法・用量は厳守しましょう。
また、希釈したうがい薬を作っておくのではなく、うがいするたびに必要な量を作って早めに使い切ることが大切です。
3-2.うがいのしすぎを避ける
うがいをしすぎると喉を痛める原因になります。イソジンを使うときは、喉への負担を軽減するために正しい方法でうがいしましょう。イソジンを使った正しいうがいの方法は、下記の通りです。
1 | 1口目はブクブクとイソジンを泡立てるようにして吐き出す |
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2 | 2口目は上を向いて約15秒間ガラガラとうがいをして吐き出す |
3 | 3口目も「2」と同様にうがいをして吐き出す |
イソジンの後味が気になるときは、最後に水で口をゆすいでも問題ありません。接客人数が多いとうがいの回数も増えやすくなるため、強くうがいしないように注意しましょう。
4.風俗のイソジンで性病を予防できる?
オーストラリアの研究チームの論文によると、マウスウォッシュに淋菌の咽頭抑制効果があることが検証されています。
マウスウォッシュと生理食塩水で抑制効果を比較したところ、マウスウォッシュを使ったうがいのほうが淋菌の陽性率は低くなりました。しかし、ほかの性病のウイルス・細菌に対する予防効果を証明する研究はありません。
出典:STD研究所「マウスウォッシュに性病予防効果あり!?今月の特集」
出典:性感染症(STI)「咽頭淋菌に対する消毒用うがい薬:ランダム化対照試験とin vitro 研究」
消毒効果と殺菌効果があるイソジンは、性病の感染予防にも効果的だと思っている方もいます。イソジンでのうがいをアピールして、風俗嬢やお客様に安心感を与えようとするお店も少なくありません。
しかし、性病の細菌は喉の奥や性器内部にも付着しており、イソジンを使ったうがいで殺菌できるのは表面に付着している一部の細菌に限られます。精液や粘液にも細菌は含まれているため、イソジンで性病を予防することはできません。
また、イソジンの強い殺菌作用により、本来必要な口腔内の細菌まで取り除いてしまう可能性があります。一部では、必要な口腔内の細菌がなくなることで、性病などの細菌に対する抵抗力がなくなると言われています。
風俗でイソジンを使うときは、役割や使い方を正しく理解しておきましょう。
5.風俗での性病対策は定期的な検診が重要
風俗でかかるリスクのあるおもな性病は、下記の通りです。
・性器クラミジア感染症
感染頻度が高い性病で、感染すると腹痛や性交後の出血などが起こります。子宮付属器炎・子宮外妊娠・不妊症の原因になる性病です。
・性器ヘルペスウイルス感染症
感染すると、外陰部に水膨れやかゆみが起こります。初めての感染では、高熱が出るケースもあります。一度感染すると、ウイルスが体内に残り続けることが特徴です。
・尖圭コンジローマ
性器や性器周辺、口腔内にイボができる性病です。痛みやかゆみはなく、咽頭感染では口内炎と勘違いする場合も珍しくありません。放置するとイボは大きくなります。
・梅毒
皮膚や粘膜にある小さな傷から感染する性病です。感染初期は、感染部位にしこりができます。しかし、すぐにしこりは消失し、全身に病原体が散布された頃に発疹が現れます。
・淋菌感染症
女性が感染すると子宮頚管炎を発症し、下腹部の痛みや不正出血などの症状が現れる性病です。淋病とも呼ばれ、排尿時の痛みや性交痛が起こることもあります。
・HTLV-1感染症
白血病や脊髄の病気の原因となる感染症です。感染力は弱いものの、性交渉で感染するリスクがあります。
出典:厚生労働省「性感染症」
感染により現れる症状は、性病によって異なります。性感染症には潜伏期間があり、自分が感染したことに気づかずに感染を広げてしまうケースも少なくありません。
性病の種類によっては、濃厚サービスをしなくても、ディープキスやオーラルセックスで感染するおそれがあります。口内炎や指先の傷などから、細菌が入り込む可能性もあるため注意しましょう。
風俗嬢として働くときは、月に1回は医療機関で性病検査をして、身体の状態をチェックすることが大切です。おりものの異常や体調の異変を感じたときは、できるだけ早く医療機関を受診して早期治療を目指しましょう。
まとめ
風俗嬢の必需品であるイソジンには、口腔内の消毒・殺菌や口臭予防効果があります。一日に複数のお客様に対してサービスする風俗では、接客の都度イソジンを使った手洗い・うがいが欠かせません。
イソジンを使用する際は正しい用法・用量を守り、過度にうがいしないように注意しましょう。うがいのしすぎは、かえって喉を痛めます。
消毒・殺菌効果が期待できるイソジンではありますが、性病に対する予防効果は残念ながらありません。風俗で働く場合は、定期的に医療機関で性病検査するようにしましょう。