デリヘルに勤務する男性スタッフの仕事は、清掃や備品の確認、お客さんからの問い合わせ対応、お店の情報更新などが挙げられます。デリヘルは交代制勤務のお店が多く、出勤後にする仕事は一概に決まっていないため、まずは勤務時間に自分が担当する仕事内容や1日の流れを把握することが大切です。

当記事では、デリヘルの男性スタッフの仕事内容や1日の流れ、収入の相場や勤務時間、休日、必要なスキルについて解説します。デリヘルの内勤スタッフとして働きたい男性は必見です。

デリヘルでは多くの男性社員が内勤スタッフや店長として働き、在籍する女性を支えています。デリヘルの男性社員が担当する業務の内容を知り、自分に合う仕事であるかを考えましょう。

男性社員が担当する業務はお店によって異なる可能性があるものの、大まかな内容は同様です。以下は、男性社員が担当する業務の例と1日の主な流れを示します。

上記の他には雑務として、待機所の女性に予約を伝える業務や送迎ドライバーの車に乗せる業務を担当するケースもあります。女性から個人の荷物を預かる場合には名札を付け、所定の場所で厳重に管理することも必要です。

デリヘルの男性社員は必要に応じて、日常業務以外の仕事を担当するケースもあります。毎日行うわけではないものの男性社員が担当する可能性のある仕事の例は、以下です。

ただし、男性社員の仕事内容は、役職に応じて変化します。面接などの重要度の高い業務は通常、店長や幹部に昇進した人が担当する仕事です。

店長や幹部に昇進すると面接の他、売上金の管理や男性社員のシフト作成などの業務を担当する可能性があります。男性社員の新人に電話の取り方や女性とのコミュニケーション方法を教育して人材育成を図ることも、重要な仕事の1つです。

デリヘルで働く男性社員の月収はお店によって異なるものの、初任給で25万円以上が相場です。幹部候補として入社する場合には、初任給で月収30万円以上も狙えます。

厚生労働省の調査によると2019年時点における平均初任給は、大卒者の場合で21万円程度・高卒者の場合で17万円程度です。

出典：厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査（初任給）の概況」

デリヘルの男性社員は一般企業と比較し、入社直後の段階で高待遇を期待しやすい仕事と言えるでしょう。

デリヘルには、一般企業と遜色ない内容の福利厚生制度が整備されていることも珍しくありません。以下は、一部のデリヘルに整備されている福利厚生制度の例です。

備品貸与とは、送迎に使用する自動車や携帯電話などを借りられる制度です。昇格制度とは、男性社員の実力ややる気に応じて店長や幹部に昇進できるシステムを意味します。

デリヘルの属する風俗業界は基本的に、実力主義の世界です。学歴や過去のキャリアに関係なく自分自身の努力によってお店へ貢献した人が評価され、給料アップなどの見返りを期待できます。

デリヘルで働く男性社員の勤務時間は一般的に、1日8～10時間程度です。近年では、週休2日制で働けるお店も珍しくありません。多くのお店では「勤続6か月以上」などの条件を満たせば一般企業同様、有給休暇も取得できます。

ただし、デリヘルは風営法上の「無店舗型性風俗特殊営業」に分類される業種です。無店舗型性風俗特殊営業には営業時間の制限がないことから、24時間営業するお店もあります。24時間営業かつ2交代制のシフト勤務を採用しているお店では1日12時間程度勤務する可能性もあるため、事前によく確認しましょう。3交代制のお店を選択すれば、1日8時間程度の勤務時間でも働けます。

また、お盆・ゴールデンウィークなどの大型連休はデリヘルの繁忙期です。繁忙期には休暇を取得しにくい傾向があるものの、多くの場合は比較的集客の落ち着く時期に他の男性社員と調整した上で代休を取得できます。代休をまとめて取得すれば、家族や友人との旅行も楽しむことが可能です。

デリヘルの求人では未経験者の応募も歓迎される傾向があるものの、人一倍の高収入を得るためには、身に付けるとよいスキルがいくつかあります。

ここでは、男性社員として働く上で役立つスキルの代表例を3つ紹介します。

デリヘルではしばしば、女性の急な退店やお客さんのクレームなどのトラブルが発生します。トラブルが発生しても焦らず、柔軟に対処するためには適応力が必要です。

適応力とは、環境の変化に合わせて行動や思考を切り替えるスキルを指します。適応力を磨きたい場合は固定概念を手放して、他人の意見を聞き入れる習慣を付ける方法が一案です。環境の変化を恐れず、新しい物事に挑戦する習慣を付けることによっても、適応力を磨けます。

デリヘルの男性社員は、頻繁にパソコンを使用します。男性社員として働く上では最低限、以下のパソコンスキルを持っていると安心です。

男性社員としてより活躍するためには画像編集ソフトの操作方法に慣れて、加工・修正テクニックを磨くことがおすすめです。その他にはタイピングスキルを磨くと、情報更新を効率的に行えます。

求人に応募する時点でパソコンスキルに自信がない人は、基本操作に慣れることから始めましょう。ノートパソコンを持っていない場合はネットカフェなどに行き、気になる情報を検索したり簡単な文章を入力したりすることで基本操作を覚えられます。

店長や幹部への昇進を目指す場合は、マネジメントスキルがあると役立ちます。マネジメントスキルとは、経営資源を有効に活用して組織の収益アップを図る能力です。

マネジメントスキルを高めるにはお店の様子をよく観察して冷静に状況を把握し、必要な行動を判断する習慣をつけましょう。他の男性社員や女性には自分からあいさつし、良好な関係づくりに努めることも重要です。

デリヘルの男性社員の仕事内容は、備品の確認や補充、待機所の清掃、お客さんからの問い合わせ対応、お店の公式サイト・風俗情報サイトの更新などです。店長や幹部などの役職者は女性や男性スタッフの面接を担当したり、売上金の管理やシフト作成などの業務を担当したりすることもあるでしょう。

デリヘルの男性社員には、最低限のパソコンスキルやトラブルが発生しても柔軟に対応できるような適応力が求められます。店長や幹部への昇進を目指す場合は、経営資源を有効に活用して組織の収益アップを図るマネジメントスキルがあると役立ちます。