風俗を利用しているお客さんからクレームが発生し、困った経験がある風俗嬢の方もいるでしょう。クレームは自分の接客の仕方が原因で発生することもありますが、お客さんの捉え方によりクレームとなってしまっているケースもあります。

当記事では、風俗で発生するクレームの例や、クレームを受けないコツを解説します。風俗の仕事をストレスなく続けるために、クレームへの対処法を知っておきましょう。

どのような接客業にも、クレームが発生するリスクはつきものです。風俗を利用したお客さんも、サービスに不満を感じたときにクレームを入れることがあります。クレームを入れる主な目的は、不満解消や、示談や返金を求める金銭的補償です。

ここでは、風俗のお客さんがどのようなクレームを入れるのか解説します。

お客さんが「この子、サービスが手抜きだな」と感じると、クレームが発生してしまいます。風俗嬢が手抜きしたつもりはなくとも、ちょっとした言葉遣いや仕草、プレイ内容などをお客さんが悪い方向にとらえることがあります。

サービス面でクレームになりやすい接客は、下記の通りです。

サービスを提供するとき、個室でお客さんと風俗嬢は2人きりです。挨拶や言葉遣い、細かな仕草も、お客さんに見られています。

無気力な挨拶や会話をしたり、道具を乱暴に扱ったりすると、手抜きしているように思われかねません。会話や笑顔などプレイ中のコミュニケーションに問題があれば、接客態度が悪いとクレームに発展します。

キスやフェラなど、基本プレイの一部を拒否している風俗嬢も注意が必要です。お客さんの立場で考えると、基本プレイと言われる行為を断られることは、料金分のサービスが受けられなかったと言えます。

お気に入りの風俗嬢がいるリピーターを除くと、多くのお客さんは写真を参考にして、接客してもらう女の子を選びます。風俗店の写真は加工したり一部を隠したりできるので、実際に会うと「イメージと違った」と感じるお客さんもいます。

風俗店では、パネルマジックは珍しくありません。パネルマジックとは、指名されやすくするためにプロフィール写真を加工することを指します。業界では一般的な手段ではありますが、風俗店の利用に慣れているお客さんでなければ騙された気分になる可能性があります。

過度な加工は写真と異なる人物に接客させたとして、債務不履行と判断されるおそれもあるため、注意が必要です。

お客さんが風俗店に求めるサービスは、好みの女の子に気持ち良くしてもらうことです。しかし風俗嬢がどれだけ頑張っても、中には時間内に射精できないお客さんもいます。

射精まで時間がかかる理由はさまざまです。普段から刺激の強い行為をしており、風俗店でのサービスでは抜けない方もいれば、当日の体調や精神的な理由で射精できない方もいます。

射精できるまで時間を延長したお客さんの場合、「わざと手抜きされたからイケなかった」とクレームを入れる可能性があります。

お客さんのタイプもさまざまであり、クレームなどの風俗トラブルを100％回避することは困難です。しかし普段からいくつかのポイントに気を付ければ、クレームのリスクを軽減できます。

風俗嬢がクレームから身を守るために、接客で心がけたいポイントを、4つ紹介します。

風俗店には、基本のプレイと言われるサービスがいくつかあります。たとえばキス、全身リップ、素股、フェラなどです。基本料金内で受けられるサービスであり、お客さんの多くはどの風俗嬢を選んでもプレイに盛り込まれていて当然だと思っています。

基本のプレイは、手抜きせず丁寧に行うことが大切です。手順や内容を守っていれば、万が一クレームが入ったとしても、お店のスタッフに守ってもらいやすくなります。

反対に、基本のプレイをきちんと行っていなかった場合、お店側からも注意を受けるおそれがあります。スタッフと良好な関係を築いて働くためにも、基本料金内で決められているプレイは丁寧に行いましょう。

風俗店の中には、デリヘルなど風俗嬢がお客さんの自宅やホテルに出向いてサービスを提供する業種もあります。女の子がお客さんと直接お金をやりとりするため、トラブルに発展しないように対策しましょう。

コースの時間をお客さんと確認して、受け取るお金も数え忘れや金額の間違いに注意します。お釣りが発生するときは、目の前で確認して渡すことでトラブルのリスクを軽減できます。

単純な間違いのほか、プレイ内容や態度で誤解を与えないことも大切です。準備やお喋りに時間を使いすぎると、クレームが入る可能性が高くなります。

風俗を利用するお客さんの中には、無口だったり横柄な態度をとったりする方もいます。しかし、お客さんに触発されてこちらも感情的になることは避けましょう。「お金を払っているにもかかわらず、接客態度が悪い」とクレームに発展しかねません。

風俗嬢とお客さんの関係は、あくまで「仕事」だと割り切ることが大切です。頭の中で好きなタイプの男性を想像しながら、笑顔で接客すると、お客さんの態度も柔らかくなります。

言葉遣いや表情のほか、感情が現れやすい仕草にも注意が必要です。備品を乱暴に扱っているところも、お客さんに見られる可能性があります。

中には、理不尽な要求をしたり、身に覚えのない理由でクレームを入れたりするお客さんもいます。しかし、「仕事だから」とすべてを我慢する必要はありません。

困ったときは、早めにお店のスタッフに相談しましょう。接客中にトラブルが発生した場合も、「一度お店に確認します」と断りを入れて、お店の判断を仰ぎます。お店のスタッフはトラブルや困ったお客さんの対応に慣れているので、指示に従えばスムーズに解決できます。

新たな被害者が出ないようにするためにも、情報共有は大切です。ほかにも具体的なクレームがないもののお客さんとの会話が続かないときなど、仕事に関する悩みを相談するのもおすすめです。

働いていると、お客さんではなく風俗店関係者のほうに不満をもつケースもあります。お店の経営方針やスタッフの質は、風俗嬢の収入に直結する要素です。質の悪いスタッフが多いお店では、女の子側が頑張ったとしてもお客さんが寄り付いてくれません。

あまりにも酷いスタッフがいるときは、働いているお店に対してクレームを入れることも検討すべきです。改善が見られない場合は、働くお店そのものを変更する選択肢もあります。

多くの風俗嬢が不満をもちやすいお店やスタッフの特徴は、下記の通りです。

男性スタッフの中には、在籍している風俗嬢に対して横柄な態度をとるタイプもいます。酷い場合はセクハラをしたり、交際を持ちかけるなど風紀違反をしたりと、風俗嬢が直接的な被害を受けていることがあります。男性スタッフが女性キャストにプライベート用の電話番号を聞く行為も、風紀違反の1つです。

風俗店で働く男性スタッフの仕事の1つは、風俗嬢の管理です。気持ち良く働いてもらえる環境を整え、時には指名につながるアドバイスをすることも仕事に含まれます。スタッフ自らお店の風紀を乱す行為は、仕事をしていないのと同じです。特定の風俗嬢をひいきする行為も、お店の運営に悪い影響を与えます。

ほかにも、明らかな風紀違反がなくとも、ミスが多ければお客さんからのクレームにつながります。自分の身を守るために、被害が生じたときはお店に伝えることが大切です。

風俗で働いていると、お客さんから「サービスが手抜きだ」「時間内に射精できなかった」など、クレームが入ってしまうこともあるかもしれません。原因が自分の接客にある場合は改善する必要がありますが、理不尽なクレームが入ったときはできるだけ早くお店に相談しましょう。

お店に相談しても対応してくれない、お店のスタッフに不満がある場合は、働く風俗店を移るのがおすすめです。自分の身を守るためにも、働くお店選びは慎重に行いましょう。