ソープランドは風俗ジャンルの一種で、個室浴場という営業形態を取っていることが特徴です。ソープランドでは濃厚なサービスが提供されるため、利用料金が高く、キャストやスタッフの給料も高くなることから、関心を持つ方は少なくないでしょう。

当記事では、ソープランドの男性従業員の仕事内容について、7つの項目に分けて詳しく解説します。ソープランドで働くメリット・デメリットについても触れるため、ソープランドの求人に関心を持つ方は、ぜひご覧ください。

ソープランドとは、風俗店のジャンルの1つです。日本で独自に発展した営業形態であり、法律上は個室浴場に位置付けられています。ソープランドはあくまで入浴施設を提供しているのみであり、ソープ嬢によるサービスは「お客様との自由恋愛の末に起こったこと」とするスタンスです。

施設の特性に加えて、ソープランドがほかの風俗店と大きく異なる点として、濃厚なサービスがあげられます。ほかの風俗店ではオプション扱いとなっているプレイが、ソープランドでは基本的なサービスに含まれています。

洗体やマッサージに加えて、浴槽を利用した濃厚なプレイも楽しめます。性的サービスのほとんどがオプションなしで体験できるため、ソープランドは「風俗の王様」とも呼ばれています。

ソープランドで働く男性従業員の役割は、いわゆる縁の下の力持ち的存在になることです。お店の運営に関する雑務を担ったり、女性キャストのサポートを行ったりと、きめ細かい対応が求められます。

ここでは、具体的にどのような仕事内容を任されるのか解説します。

お客様からの問い合わせや、予約電話に対応する仕事です。ソープランドを利用したいお客様は、まず電話やメールでお店に予約を入れます。

電話に出た男性従業員の対応次第で、お客様がお店に対して抱くイメージは大きく変わります。お客様に何度も利用したいと思ってもらえるように、下記のポイントを意識した丁寧な接客が大切です。

電話では互いの顔が見えない分、話し方が重視されます。言葉遣いや声のトーンに注意しつつ、元気よく話しましょう。

また、はじめての利用で指名する女の子が決まっていないお客様には、ヒアリングで好みを把握して最適なキャストを提案する能力も求められます。

来店したお客様を案内する仕事です。予約内容の確認やシステムの説明、待合室への誘導などを行います。接客を担当するときも、言葉遣いや声のトーンには注意しましょう。話し方に加えて、外見の印象も重視されます。

店頭での接客は、互いに顔を合わせて行います。接客態度はもちろん、服装や表情にも注意が必要です。身だしなみは整っているか、笑顔で元気よく接客できているか、こまめに意識することが大切です。

開店前や閉店後は、プレイルームやトイレ、待合室など店内の隅から隅まで清掃します。お客様が立ち入る場所のみならず、スタッフやキャストが出入りする部屋も清潔に維持する必要があります。

清掃が重視される理由は、集客力やキャストの定着に影響するためです。不潔な店内では、お客様もキャストも快適にすごせません。衛生面に対する不安やクレームも生じます。気持ちよく利用してもらうために、丁寧な清掃を心がけることが大切です。

清掃後は、ローションやドリンクなど備品補充も行います。

ほかの業務の合間を縫って、WEBサイトを更新します。WEBサイトは、ソープランドにとって大切な集客ツールの1つです。キャストが無駄に待機することがないように、イベント情報や出勤状況をリアルタイムで更新しなくてはなりません。

お店のWEBサイトのほか、SNSや求人サイトの更新も行います。キャスト個人に写メ日記やSNS更新を任せている場合は、投稿内容の確認作業も必要です。不適切な内容は投稿していないか確認したり、お客様が来店したくなる写真や文章になるようにアドバイスしたりします。

お客様やキャストを送迎する仕事です。お店によっては、専属の送迎ドライバーを雇っている場合もあります。

専属の送迎ドライバーがいるお店でも、男性従業員は店舗周辺の地図を頭に入れておきましょう。お客様やキャストからの送迎依頼があったとき、店舗の男性従業員が専属ドライバーに配車指示を出さなくてはなりません。

働いているキャストの管理も、男性従業員の仕事です。出勤したキャストの給料を清算したり、出勤状況を確認したりします。指名が入らないキャストがいる場合は、相談に乗ってどのように売り出していくかアドバイスも行います。

キャストの売上は、男性従業員にとって自分の給料に大きく影響する要素です。自分の稼ぎのためにも、適切な管理業務でキャストをサポートして、お店の売上を増やす必要があります。

閉店後や開店前は、お店の状況を確認して汚れているところを清掃したり、備品を確認したりします。

開店前は当日の予約状況やキャストの出勤予定を確認して、WEBサイトを更新しましょう。閉店後も、備品の発注や売上の確認、タオルなどの洗濯といった幅広い業務が残っています。

役職によって、任される仕事内容が異なります。

ソープランドにおける男性従業員の仕事は、さまざまです。大変ではあるものの、「頑張ってよかった」と思えるような数々のメリットもあります。

ここではソープランドで働くメリット・デメリットを解説します。

男性従業員としてソープランドで働くメリットは、下記の通りです。

頑張れば売上に対する歩合や大入り手当、昇格による役職手当などで、高待遇も夢ではありません。学歴・経験なしで入店した人でも、業界や店舗運営のノウハウを学べる機会に恵まれることが、ソープランドの魅力です。

メリットが多い一方で、ソープランドには下記のデメリットもあります。

最近はソープランドでも働き方が見直されつつあり、労働時間や休日については改善されているところもあります。職場によって改革具合は異なるものの、働きやすい職場も多いと言えます。

ソープランドの男性従業員の仕事には、電話対応・接客などに加え、清掃・WEBサイト更新・キャスト管理などがあります。お客様の対応を行う際は、丁寧な口調を心がけ、店舗での接客の場合は身だしなみにも気を配りましょう。

キャスト管理は、自身の給料にも影響する重要な項目なので、出勤管理やキャストとの関係作りなどもしっかりと行う必要があります。なお、送迎担当者がいない店舗では、男性従業員が送迎を行うケースもあります。