風俗店の一種であるおっパブは、お客さまがお酒や会話を楽しみながら、キャストのおっぱいにおさわりできるお店です。おっパブで働くスタッフの仕事内容はキャバクラのボーイと似ており、お客さまにお酒や女の子とのコミュニケーションを楽しんでもらうために裏方として業務を行います。ただし、おっパブスタッフが営業中に行う仕事には独自のものがあり、キャバクラとは違ったスキルが必要です。

この記事ではおっパブスタッフの仕事内容や、おっパブで働くメリット・デメリット、向いている人の特徴を解説します。

おっパブとは風俗店の一種で、お客さまがお酒や女の子とのコミュニケーションを楽しむお店のことです。別名セクキャバ、セクシーパブなどの名前もあります。ランジェリーパブと呼ぶ場合もある一方で、まったく異なるサービスを提供しているケースもあるため、求人情報をチェックするときは混同しないように注意しましょう。

一般的なキャバクラとおっパブの違いは、お客さまがキャストにおさわりしても問題ない点です。通常、キャバクラでは、お客さまがキャストの体に触れるのはマナー違反とされています。おっパブはその名の通り、キャストのおっぱいに触れられることが最大の特徴です。

ただしお客さまはどこを触っても良いわけではなく、下半身はNGなどのルールがあります。

おっパブで働く男性スタッフは黒服とも呼ばれており、仕事内容がキャバクラのボーイと似ています。売りとする部分が異なりつつも、お客さまにお酒や女の子とのコミュニケーションを楽しんでもらうためのお店である点は、キャバクラもおっパブも同じです。

男性スタッフの1日の仕事内容について、「営業開始前」「営業中」「営業終了後」の3つに分けて解説します。

営業開始の1～2時間前には出勤して、開店準備を始めます。お店の開店時間に合わせて準備するため、営業時間によっては朝や昼から出勤することもあります。

出勤後に男性スタッフが担当する主な仕事内容は、下記の通りです。

正社員など担当キャストが割り振られているスタッフの場合は、キャストの出勤確認を行います。予約が入っている場合、キャストの無断欠勤や遅刻がお店の運営に影響を与えるリスクもあるため、きちんとした管理が必要です。

店内の清掃やテーブルセッティング、備品の準備なども男性スタッフが担当します。特に重要な仕事が、フードやお酒の準備です。キャストの誕生日や繁忙期は、通常よりも注文数が多くなる可能性があるため、日によって準備数を調整しなくてはなりません。在庫を切らすと、お店の売上に大きく影響します。

おしぼりもお客さまに手渡す用の「ぬれしぼ」とこぼれたお酒などを拭く用の「かわしぼ」の2種類を、十分に用意する必要があります。

営業中は、主に受付やウェイター業務などキャストのサポートに徹します。代表的な仕事は、下記の通りです。

来店したお客さまを席まで案内するほか、トイレへの誘導や退店時のお見送りも男性スタッフの仕事です。

フードやお酒の注文が入ったときは、配膳を行います。通常は、キャストがお客さまのお酒を作ります。場合によっては、男性スタッフに作ってほしいと注文を受ける場合もあるため、お酒作りのテクニックも磨いておきましょう。お酒の濃さ、氷の量など、常連のお客さまの好みを覚えておくと評価につながります。

お店を円滑に運営するためには、キャストとお客さまの相性にも気を配るのが大切です。お客さまにどのキャストをセッティングするか考えたり、状況に応じて変えたりすることを付けまわしと呼びます。ある程度仕事に慣れてきたら、付けまわしを任されるようになります。

おっパブ独自の仕事が、店内のチェックやマイクパフォーマンスです。お客さんが違反行為をしていないか、キャストが助けを求めるサインを出していないか、店内を巡回して確認します。一定時間ごとに店内の照明を落としてショータイムまたはサービスタイムを設けるお店では、場を盛り上げるマイクパフォーマンスも求められます。

閉店時間が近付いたら、お客さまを自然な流れで退店へ誘導します。風営法によって夜間の営業時間が定められているため、極力延長しないようにお客さまの退店を促しましょう。

お客さまの退店後も、下記の仕事が残っています。

店内の片付けや清掃を行い、翌日の営業に備えます。翌日分のおしぼりを用意したり、トイレ掃除を再度行ったりと、お店によっては細かなルールが異なります。

退勤するキャストの送迎も男性スタッフの重要な仕事です。このため、自動車の運転免許を持っているとよいでしょう。誰が誰を送迎するのか、出勤したキャストに合わせて決定します。送迎後も一度お店に戻り、翌日の準備に漏れがないか確認して退勤します。

男性スタッフとしておっパブで働く場合、メリットもデメリットもあります。おっパブの求人が気になっている方は、メリットとデメリットの両方を理解した上で、自分に向いているか判断しましょう。

ここでは、おっパブの男性スタッフが感じるメリットとデメリットを紹介します。

おっパブで働くメリットは、男性スタッフの給料も高いことです。円滑に店舗運営するためには、キャストが安心して働けるように環境を整える男性スタッフが必要です。

配膳のみならず、キャストをトラブルから守ったり安全に送迎したりする男性スタッフも、重要な人材として下記の通り高い給料が支払われます。

たとえば正社員の給料は、「月給30万円以上」と表記している求人が多く見つかります。多くのお店では最低限30万円以上の月給が期待でき、中には年齢に関係なく55万円以上や70万円以上を支給しているところもあります。

給料が平均よりも高い求人の多くは、店長候補や運営の根幹を担う幹部候補として採用を考えているお店の募集です。経験者が高い月給でスタートできるのはもちろん、未経験も歓迎されており、やる気次第で月給55万円や70万円以上を目指せます。

デメリットは、おさわりOKとするおっパブならではのトラブルに遭遇するリスクがあることです。おっパブで起こる可能性のあるトラブルの例として、下記の3つがあげられます。

付けまわしの時間が少しでも長引くと、怒鳴ったり男性スタッフに説教したりするお客さまもいます。ただし、ほとんどのお客さまはキャストが来れば怒りを鎮めてくれ、退店時には「ありがとう」と喜んで帰るお客さまも多いです。スピーディーな付けまわしをするための練習の機会と割り切りましょう。

注意すべきトラブルが、過度なサービスの要求や、ストーカーなどです。適切に対処しなければ、キャストへの被害につながります。トラブルが生じたときは先輩や上司に情報を共有して、素早く対処することが大切です。

おっパブの男性スタッフは給料が高く、未経験でも頑張り次第でホールスタッフから店長や正社員に昇格できる魅力的な仕事です。おっパブで高収入を目指せる人、仕事が向いている人の特徴として、下記の3つがあげられます。

また、キャストを尊重し、仕事とプライベートを分けられることも大切です。裏方に徹したり接客を丁寧に行ったりできる人であれば、おっパブでしっかりと稼げます。

おっパブの男性スタッフが行う仕事内容はキャバクラスタッフに似ており、どちらも同じく黒服と呼ばれます。ただし、おっパブ独自の仕事として、店内のチェックやマイクパフォーマンスがあります。

おっパブで男性スタッフとして働くメリットは、給料が高く、未経験でも正社員や店長を目指せることです。一方でデメリットは、お客さまのクレームや過度なサービスの要求、ストーカーの発生などのトラブルに遭遇するリスクです。

おっパブで働くのに向いている人は、裏方気質の人や接客が得意な人、お酒に強い人です。キャストを尊重し、裏方に徹したり丁寧に接客を行ったりできれば、おっパブでしっかりと稼いでいけるでしょう。